Linux 上で VirtualBox のゲスト OS をバックグラウンドで起動する方法のメモ。ゲスト OS でサーバを運用する場合などに便利である。
まず,VirtualBox のゲスト OS に対して,[設定] → [ディスプレイ] → [リモートディスプレイ] で「サーバーのポート番号」を設定しておく。
起動時は VRDP モードを指定すれば良い。
$ /usr/bin/VBoxManage startvm --type vrdp <マシン名>
これだけ。
別の PC から操作するには,リモートデスクトップを使用する。
Windows から接続する場合は,
- [スタート] → 「ファイル名を指定して実行」
- 「mstsc」と入力して [ OK ] (コマンドプロンプトから mstsc と実行しても良い)
- コンピュータ名に
(サーバの IP アドレス):(VRDP ポート番号)
と入力して [ 接続 ]
Ubuntu から接続する場合は,
$ sudo apt-get install rdesktop
として rdesktop をインストールしておき,
$ rdesktop -k ja (サーバの IP アドレス):(VRDP ポート番号)
で接続する。
(2011/01/06 追記)
VirtualBox 4.0 から,vrdp モードは headless モードに統合された。さらに,VM VirtualBox Extension Pack という追加パッケージが必要になった。
$ /usr/bin/VBoxManage startvm --type headless <マシン名>
コメント