リポジトリが Bitbucket でホスティングされているソフトウェアを使用するとき,ソースコードを自分用に改変して使いたいことがある。Bitbucket には fork という機能があり,自分用にリポジトリのクローンを作ることができる。
そこで今回は,日本語版 CodeIgniter を fork してみる。
対象環境
この記事は以下の環境を想定している。Mac で Mercurial を使用する方法は以前の記事に書いてある。
- Mac OS 10.7
- NetBeans 7.0
リポジトリの fork
早速 リポジトリを fork する。あらかじめ Bitbucket のアカウントを作っておくこと。
fork 元のリポジトリのページを開き,「fork」をクリックする。
リポジトリ名や説明などを入力する。非公開のリポジトリにしたい場合は「Private」にチェックを入れておく。今回は自分用なので,「 Inherit repository user/group permissions」(パーミッションの継承) はチェックを外す。
リポジトリが作成される。
ローカルにクローンを作成
ローカルにリポジトリのクローンを作成し,NetBeans に新規プロジェクトを作成する。方法は以前の記事を参照。
その際,リポジトリの URL は次のようになる。
https://bitbucket.org/<Bitbucket ユーザ名>/<fork 後のリポジトリ名>
リポジトリを編集
いよいよ元のリポジトリに手を加え,オリジナルのものを作成する。
まずは不要なファイルを削除してみる。このとき,NetBeans を使わずに Finder で直接削除するとおかしなことになるので注意すること。
Mercurial でローカルに commit する。ファイル一覧から対象ファイルを右クリックし,[Mercurial] – [コミット]。
適当にコミットメッセージを入力しておく。「.hgignore」は対象から外しておいた方がいい気がする。
レポジトリに更新を反映するために,サーバに push する。ファイル一覧から「ソースファイル」を右クリックし,[Mercurial] – [共有] – [デフォルトにプッシュ]。
リポジトリに反映されていることを確認する。
以後,同様の手順で自由にファイルを更新して push していけば良い。
次回は,fork 後のリポジトリをベースに新たにアプリケーションを作成する方法や,fork 元からの差分のマージについて書く予定。
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