(2011/09/15 追記)
日本 CodeIgniter ユーザ会のレポジトリが GitHub に移行されたため,以下の内容は古くなっている。現在はこちらの記事が参考になる。
以前に同様の記事を書いたが,日本 CodeIgniter ユーザ会のレポジトリが Bitbucket に移行したため書きなおす。
Mac + NetBeans でバージョン管理システム Mercurial を使い,CodeIgniter2 のユーザガイドの日本語化に参加する方法をまとめておく。
対象環境
- Mac OS 10.7
- NetBeans 7.0
Mercurial のインストール
Mercurial を Mac で使えるようにするために,Mac Ports でインストールする。あらかじめ Xcode と Mac Ports を入れておくこと。
$ sudo port selfupdate
$ sudo port install mercurial
username を設定する。
$ vi ~/.hgrc
[ui]
username = ユーザ名 <アドレス>
文字コードを設定する。
$ vi ~/.bashrc
alias hg="hg --encoding=utf-8"
Bitbucket のアカウントの作成
翻訳した成果をレポジトリに push するために,Bitbucket のアカウントを作成する。作成できたら,日本ユーザ会のメーリングリストに,翻訳作業に参加する旨と Bitbucket のアカウント名を送信する。なお,承認作業は手動なので数日かかる場合がある。
リポジトリのクローンを作成
NetBeans を用いて,Bitbucket 上のレポジトリのクローンをローカルに作成する。
[チーム] – [Mercurial] – [他をクローン]。
リポジトリ URL に「https://bitbucket.org/codeigniter_jp/ci-ja」を入力し, 先ほど作成した Bitbucket のアカウント情報を入力し,[次へ] をクリックする。
デフォルトのプルパスとプッシュパスは特に変更せずに次へ。出力先ディレクトリに任意のディレクトリを指定して完了。
作業ファイルを無視するかどうか聞かれるので,[はい] をクリック。
「チェックアウト完了」と表示されたら,[プロジェクトを作成] をクリック。プロジェクトの種類は何でも良いが,今回は PHP を選択して次へ。名前と場所の指定では,「NetBeans のメタデータを…」にチェックを入れて完了。
以上でレポジトリのクローンが作成された。
作業開始
日本語化の Wiki をよく読み,変更点を把握してファイルを更新する。実は現時点では,純粋な翻訳作業よりも,英語力が要求されない単純作業の方が多い。実際の作業では,以下の記事が参考になる。
- あなたがCodeIgniter日本語化に参加することで変わること – e2esound.net
- CodeIgniterのユーザガイド日本語版 2.0.2翻訳作業に参加しました – fkzooo
レポジトリに反映
更新したファイルをレポジトリに反映する。
まず変更したファイルをコミットする。ファイル一覧から対象ファイルを右クリックし,[Mercurial] – [コミット]。コミットメッセージは「update user_guide_ja/***/***.html」などと入力しておく。Mercurial ではコミットはローカルで管理されるため,この時点ではまだレポジトリには反映されていない。
更新をレポジトリに反映するために,サーバに push する。ファイル一覧から「ソースファイル」を右クリックし,[Mercurial] – [共有] – [デフォルトにプッシュ] を選ぶ。
レポジトリに反映されたかを確認する。
最後に Wiki で作業したファイルに印を付ける。
レポジトリの変更をローカルに pull
他の人がレポジトリに push した変更をローカルに pull する。
ファイル一覧から「ソースファイル」を右クリックし,[Mercurial] – [共有] – [デフォルトからプル]。
原因を特定できてないが,環境によってはこのとき次のようなエラーが発生することがある。
Output: [abort: error: No such file or directory]
この場合,しかたないのでターミナルからコマンドで pull する。
$ cd /Applications/MAMP/htdocs/ci-ja/
$ hg pull https://bitbucket.org/codeigniter_jp/ci-ja
404 — Bitbucket から取り込み中
変更点を探索中
差分はありません
以上で一通りの手順が完了した。
参考ページ
- MacPortsとXCode(gcc)経由でMercurial(hg)をインストール手順とエラーまとめ(Mac) – Layer8 Reference
- ユーザガイド日本語版 2.0.3 の作成
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